本の出版企画書の書き方

本を出版するには?という方のために出版企画書に書籍の企画案をまとめる方法を説明します。

商業出版に必要な書籍の企画書

出版企画書の企画意図を考えよう

投稿日:2014年5月20日 更新日:

企画書の「企画意図」では、どうしてこの本が売れるのか、何のために発刊する必要があるのかがわからなくてはなりません。

そのためには、本のコンセプトや売りを明確にして、客観的に市場を分析し、どう攻めるのかを具体的に書くことが重要になります。

 

企画意図に客観的な市場分析を入れる場合、しっかりとした裏付けとなる数字を提示するのが理想的です。

数字で重要なことは、その市場規模がわかることです。

ユーザー数や登録者数などがそれに該当します。

また、その数字の出典元が新聞社のようなしっかりとした機関からの数字だと、なおさら説得力が増します。

数字の目安としては、その数の1%が5000を上回る場合、比較的サクッと企画の進行が決まると思います(これは経験則ですが…)。

 

他にも、市場規模が分かる数字として、類書の売れ行きもあります。

類書が1冊しかない場合、その類書が売れていると、やはり、比較的サクッと企画の進行が決まると思います(これも経験則ですが…)。

ただし、売れていたとしても、類書が3冊以上ある場合、市場が飽和状態と判断されるため、切り口を変えないと厳しいでしょう(出版社によっては、分野として成立している、と考え進行が決まることもありますが、その場合でも、差別化が十分なされている必要があることはいうまでもありません)。

ユーザー数や登録者数などの数字であれば、ニュースサイト(BCNランキングなど)で見つけることはできますし、類書の売れ行きであれば、アマゾンのランキングや本屋さんで平積みになっている本の奥付を見れば増刷されたかどうかわかります。

こういう数字を見つけてから企画を考えるのも良いですし、立てた企画の数字を探して、企画書に添えてみるのもよいでしょう。

 

いずれにしても、このような市場規模が分かる数字が添付されていると、本の売れ行きが予測しやすいので、企画進行の可否はサクッと決まります。

 

逆にダメな例としては、「たくさんいるだろう」や「いるはずだ」という「たら・れば」による分析です。

また、「友人が『そういう本があれば、ぜひ欲しい』と言っていた」という裏付けも無意味です。

これはまったく意味がありません。

それは、そういう潜在需要は、あるにしてもその方々が本を買うかどうかの動機付けに結びつかないからです。

ただし、意味がないということは、企画が通らないというわけではありません。

あくまでも市場規模はわからないという判断をされるだけで、あとはその企画の内容だけで進行の可否を決めることになるという話です。

企画内容が面白ければ、そんな数字の裏付けがなくても、進行されるでしょう。

Ad

Ad

-商業出版に必要な書籍の企画書
-

執筆者:

関連記事

出版企画書の書名案(タイトル案)を考えよう

企画書でまず最初に書かなくてはならないのは「書名」です。 書名の最終決定権は出版社にありますので、そのまま書名に決まることは少ないですが、出版社の担当者が「面白そう」「読みたい」と思えなければ、企画書 …

出版企画書で誌面イメージを伝えよう

誌面イメージは、どういう書籍になるのかをイメージしてもらうために役立ちます。   誌面イメージだけではなく、イラストや図版のタッチも添えても良いでしょう。 出来上がりの誌面イメージができて、 …

出版企画書に添付資料や事例を添えよう

添付資料は、新聞・雑誌記事や各種数字データなどのことです。   自分が掲載された新聞や雑誌の切り抜き、市場規模が分かるようなデータは、企画書の裏付けとして添付することで、企画書に説得力を増す …

出版企画書に書く本の仕様とは

仕様は、本の大きさやページ数、使う色数、カバーの種類などのことをいいます。 紙質などについても書いてみても良いでしょう。   そこに、書籍がより売れそうな提案が書かれていると良いでしょう。 …

出版企画書の構成案(目次案)を考えよう

企画書の「構成案」では、書きたい内容をどういう順番で説明するのかがわからなくてはなりません。 つまり、書籍の内容をどういう流れで読者に解説するのか、どういう段階を経て目的に到達させるのかという書きたい …